こんにちは。
坂口です。
当スクールの理念にも関係がある「売り上げ」の話です。
売り上げから目を逸らしているネイリストさんが多いように感じているので、ぜひこの機会に改めて考えてみてください。
個人のネイリストが月商100万円を売り上げることは可能なのか?
結論から言うと、もちろん可能です。
当スクールの代表である石井さんも個人サロン時代に月商100万円超えていましたし、スタッフを雇うようになってからも、雇ったスタッフが月商100万円を超えていました。
他でも、僕がコンサルティングしていた人で月商100万円を超えていたネイリストさんは何名かいました。
ただ、アイラッシュやエステと比べると月商100万円のハードルが高いというのも感じていて、そこら辺の現実も含めて改めて月商100万円を達成するための考え方についてお話します。
売り上げの方程式
まず、超基本的な話として、売り上げには方程式があるので、それを理解してください。
売り上げの方程式は、
売り上げ=客単価×客数
です。
この方程式で重要なのは、ネイルサロンみたいな1対1が基本のビジネスモデルの場合、客数には限界があるということです。
分業制などやり方を工夫すれば数を増やせる場合もありますが、一般的なネイルサロンの場合、平均して1人当たり施術枠を2時間でとっているお店が多いと思うので、1日4人が限界だと思います。
手が早い人でも1日平均にしたら5~6人が限界でしょう。逆に小さい子供がいる人なんかは、夜営業ができないと思うので3人が限界ですかね。
22日稼働のお店だとして、1ヶ月にできる人数はMAXで80人~100人というのが現実的に多いんじゃないでしょうか。
仮に100人できたとして、月商100万円を達成するには、客単価1万円に設定しなければいけないので、その部分で苦戦している人が多いように思えます。
あなたが考えなければいけないこと
以上を踏まえて、月商100万円を達成するためにあなたが考えなければいけないことは、
1️⃣客単価を上げる
2️⃣客数を増やす
の2つになります。
客単価を上げるほうは意識している人が多いと思いますが、客数を増やすほうは意識できている人がほとんどいません。
例えばなんですけど、
客単価12000円でホットペッパー上の枠を3時間取っているお店があるとするじゃないですか。
それって1時間当たりの売り上げ(専門用語で時間単価と言います)は4000円なので、実は2時間枠で客単価8000円のお店と変わらないんです。
8時間営業だったら、3時間枠の場合は2名で24000円の売り上げ、2時間枠の場合は4名で32000円の売り上げになります。
つまり、客単価8000円のお店のほうが12000円のお店のほうが多く売りあがる場合もあるんですね。
それはなぜかと言うと、1人あたりの枠をとりすぎているからです。
なので、今とっている3時間の枠を2時間に、2時間の枠を1.5時間にすることが出来れば、1ヶ月にできる人数が大幅に増えるので、先ほどの方程式でいうところの客数を増やすことができます。
時短や接客に関しては僕が教えられることではなく、それこそ同業の先生方がたくさん教えてくれていると思うので、実際に仕事が早い人から学ぶのが良いと思います。
ネイリストは志が低い人が多い⁉
僕が出会ってきたネイリストさんたちは、そもそも月商100万円というのが頭にない人がほとんどかなと思います。
美容院、アイラッシュ、エステなどの他の業界と比べると、月商100万円を志している人も、月商100万円を売り上げている人も圧倒的に少ないと思います。
その原因は、他の業種と比べて施術に時間がかかるから客数を増やすのが難しいというのがあると思うんですが、そもそも教えている側が月商100万円を超えるための方法をわかっていないというのがあると思うんですよね。
ネイルサロンに特化した講師やコンサルタントたちが発信している情報を見ても、月商30万円や50万円を目標にしている人が多い気がします。
それでその人の人生が変わるならいいと思うんですけど、ほとんどの人が変わらないと思うんですよ。
当プロジェクトで一緒に講師をやっている石井さんはもちろんのこと、働いているスタッフも月商100万円を超えていました。(だいたい90~110万円の間らしい)
こんなこと言ったらアレなんですけど、石井さんって有名でもなんでもなくて、ネイリストとして生まれ持った天性の才能があるわけでもないと思うんですよね。
実際に僕が出会ったときは月商50万円もいっていなかった気がするので。
そこから、ホームページを作って、1年かからずくらいで月商100万円を超えたんじゃなかったかな。
しかも、激安店ひしめく恵比寿でホットペッパーを使わずにです。
別に売り上げを上げることがビジネスの全てだとは思いませんが、お金がないと技術も習いにいけないし、困るのはあなたでありお客さんであるので、現実から目を背けないでほしいなと思います。